鼠小僧次郎吉のお墓
江戸東京博物館の前で呆然と立ちすくむが、気を取り直して回向院へ向かう。
1657年に「振袖火事」と呼ばれる大火があり、10万人以上が亡くなった。
その多くの人は身元がわからず、将軍家綱は「万人塚」を設けて大法要を行うお堂を建てたのが回向院の始まりで、「有縁・無縁にかかわらず、人・動物にかかわらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説く」という無縁寺なのだ。
いろいろなお堂や仏像がある中、私のお目当ては「鼠小僧のお墓」。
時代劇は見ないのであまりよく知らないけど、町民の英雄なんだよね。
立札にもあるように「お前立ち」を削って持ち帰る人がいる。
どうやら鼠小僧が長く捕まらなかった運にあやかってお墓を削ってお守りにもつ風習があるらしい。
運に頼らなければならないことがなにもないので、とりあえずお参りだけ。
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